ヤマハ MT-03 試乗記



2018年5月に普通自動二輪免許を取得して半年。
7月にクロスカブ110が納車されて、免許は半分だけ生かされているような状態に。

時間と予算の確保が出来たので、高速道路デビューをしたいと思い、初心者にも優しそうなヤマハ MT-03を借りました。


デザイン



ヤマハのMTシリーズはネイキッドに分類されるようですが、アンダーカウルがついていたり、尖ったデザインだったりでストリートファイター的な役割も担っているのではないかと思います。

ハンドルはバーハンドルで、乗車姿勢は程よくゆったり前傾姿勢になります。

足つきは、身長170cm台半ばの私が跨った状態で、両足がべったりと付きました。シート高は780mmです。

車重166kgは、比較的軽量だと思うので取り回しも楽です。


メーターは、アナログのタコメーターとデジタルのスピードメーター他計器類です。
私は、MT-03に乗るまでは『タコメーターとスピードメーターはアナログじゃなきゃダメだ !』と思っていましたが『アナログなのはタコメーターだけでも良い。』と、考えが変わりました。直感的にわかりやすくカッコいいデザインだと思います。
また、エンジンがレッドゾーンまで回ると中央上部の白色警告LEDが点滅します。

 機関



エンジンは、DOHC直列2気筒320ccの水冷エンジンで、最高出力42馬力(10,750r/min)最大トルク3.0kgf・m(9,000r/min)を発生します。

アクセルをひねってエンジンを回すと、2気筒らしいバラバラ音が響き渡ります。
レッドゾーンは12,500回転からで、小排気量らしくよく回るエンジンです。

トランスミッションは6速MTでスコスコ入ります。うまくすれば、ノークラッチシフトチェンジもできます。

燃料タンク容量は14Lで、このクラスのバイクなら標準的だと思います。

足回り



フロントは、テレスコピック式正立サスペンションで油圧式シングルディスクブレーキです。タイヤサイズは、110/70-17M/C(54H)です。
ホイールは、ボディ同色でいい感じです。


リアは、スイングアーム式サスペンションでフロントと同じく油圧式シングルディスクブレーキです。タイヤサイズは、140/70-17M/C(66H)です。
タイヤ幅がフロントより大きくなっています。


タイヤは前後ともに、ミシュランの PILOT STREET が装着されていました。
ブレーキは、サイズがフロントのほうが大きく、他のバイクと同様にフロントのほうがよく効きます。

 ドライバビリティ



乗り心地は、悪くはないといった印象です。ただ、2時間くらい乗っているとお尻が痛くなりました。(私のクロスカブは4~5時間くらい。)
こればっかりは仕方のないことですが。。。

サスペンションに関しては、道路の継ぎ目や凹凸の上を通過してもそれなりに衝撃を受け止め、安定した走りをしていた印象です。

パワー感は、発進は少々もたつくものの、高速道路での合流の際は力強く加速し、あっという間に流れに乗ることが出来ます。100㎞/h程度の巡航や追い越しも、苦労することなく行えます。

峠道でも、余裕のあるパワーと程よいポジションで楽しく走ることが出来ました。
借り物のバイクなのであまり激しいことはできませんが、ブレーキをかけながらシフトダウンをしてカーブするという一連の流れがスムーズに行えました。

ただ、少しスロットルが固いような気がするので、長時間ひねりっぱなしになる高速道路では右手が疲れました。

燃費

カタログ燃費(WMTCモード値)が27.6km/Lなのに対して、今回の燃費は29.3km/Lでした。
これは帰りのみの燃費であり、ほとんど高速道路だったためだと思いますが、結構優秀な結果が出たと思います。

総評

私自身、初めてのバイクで高速道路ということもあり少し不安でしたが、高速道路は非常に快適で楽しいものだと知りました。
あと、ETCのアンテナの取付位置が悪いのか、4回も引っ掛かりました(笑)
ヘルメットの問題ですが、80km/hを超えたところで風切り音が激しくなり、エンジン音等がほとんど聞こえなくなりました。風圧もすごいので、結構鍛えられるなと思いました。(笑)

おまけ

Twitterに今回のツーリングの記録を残しています。


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